ニュースリリース 2024年

　日立三菱水力株式会社は関西電力株式会社、株式会社日立製作所と共著で2024年CIGRE（国際大電力システム会議）パリ大会に論文「Retrofit to 2 x 303 MW Doubly-Fed Asynchronous Machine (DFAM) System at Oku-Tataragi Pumped Hydro Power Plant of Kansai Electric Power Co.」を投稿し、採択された日本の論文67編の中から、最優秀論文に次ぐ優秀日本論文賞として国内委員会より表彰されました。

　受賞した論文は既設揚水発電所可変速化工事の有水試験において実施された特殊試験について述べたものです。
　可変速揚水は交流励磁を行うため、励磁装置から見た場合、発電電動機のインピーダンスが飽和の影響で非線形となりますが、飽和の影響を実測してシミュレーションに応用することでより実態に近い過渡現象を計算によって求めることができるようになり、それが今後の運転継続の性能改善につながることが評価されました。

　当社はこれからも再生可能エネルギーである水力発電の技術発展のため、研究開発に努めてまいります。