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What We Do当社の事業について

水力発電設備の
トータルエンジニアリング

水力発電プラント全体を手がける
日立三菱水力のものづくり

水車・発電機といった主機設備から、主回路設備、所内電源設備などの付帯設備まで、水力発電プラントをトータルで手がけています。高度な技術やさまざまなアイデアを活かしながら、発電所ごとに異なる自然環境や運転条件に合わせた高品質なものづくりを行っています。

設計から工事完了まで
一気通貫で対応
● 開発・設計
水の流れを最適化し、エネルギー変換効率を最大化するために、CFD解析や模型試験による検証を行い、発電所の立地条件に応じた最適かつ高性能な水車を設計します。
CFD解析
模型試験
● 製造・加工
国内外の部品製作パートナーと連携し、水車や発電機などを製造。高精度な金属加工技術によって、高効率で耐久性の高い水車を実現します。
研削・研磨
● 組み立て・試験・輸送
様々な部品を工場内で組み立て、動作試験などを行った後、再び分解して水力発電所に搬入します。また、現地に向けた搬入経路の立案も行います。
輸送
● 据付・試運転・引き渡し
水車発電機や制御盤など搬入した製品を現地で組み立て、据付。さまざまな状況を想定した試運転を行い、異常がないことを確認した後、お客様へ引き渡します。
吊り込み
● メンテナンス・予防保全・改修
プラントの納入後も、部品の予防保全や改修などを行い、水力発電所が長く、安全かつ安定した運用を続けられるようにサポートします。
メンテナンス

日立三菱水力の技術力

100年以上にわたり積み重ねてきた
独自の技術

日立製作所、三菱電機、三菱重工業の3社が長年にわたって磨き、積み重ねてきた水力発電技術を基盤に、AIやデータテクノロジーなど、最新のデジタル技術も取り入れながら、水力発電の可能性に挑み続けています。

● 研究開発
水車では、CFD(数値流体力学)解析や流体計測技術を駆使した模型試験による検証などを行い、発電所ごとに最適な水車の形状を追求しています。また、発電機においても、さまざまな技術を導入し、従来よりも強度や耐熱、耐摩耗などに優れた部品の開発を行っています。その他、より信頼性の高いプラント運転を実現するための各種検証実験を行っています。
全体解析
● 可変速技術
当社は、世界に先駆けて可変速揚水発電システムを開発し、高落差、大容量、高回転速度の領域まで対応可能な可変速揚水発電用ポンプ水車、発電電動機を国内外に提供しています。可変速揚水発電システムは、定速機よりも速い負荷変動に追従可能で、かつ定速機よりも無効電力の追従性がよいため、系統周波数安定や系統電圧の維持に貢献します。太陽光や風力など、天候の影響を受ける変動性再生可能エネルギーの導入が進む中で、電力系統の安定を支えています。
可変速揚水発電用 発電電動機
● 環境配慮技術
当社では、ハイブリッドサーボ、水潤滑セラミックス軸受、複動式電動サーボなど、環境負荷の低減に寄与する技術を積極的に採用。油圧操作や油潤滑のための各種装置を削減することで、発電所内の省スペース化や、操作油量の低減、油流出による汚染防止、保守の省略化などに取り組んでいます。
複動式電動サーボ
● DX
IoTやAI技術、現場メーターデータセンシングといったデジタル技術を駆使して、水力発電所におけるデジタルトランスフォーメーション(DX)をサポート。遠隔状態監視・予兆診断、遠隔点検など、水力発電所の保守・点検業務のスマート化を推進しています。
遠隔監視用タブレット端末
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