⾧年培ってきたノウハウと先進技術の融合によって、さまざまな種類の水車や発電機を一品一様で開発。プラントの新設から既設プラントの予防保全、改修工事まで、さまざまな要望に対応し、電力の安定的な供給を支えています。
さまざまな落差、流量に適した設計で幅広いニーズに対応し、フランシス水車、カプラン水車、ペルトン水車、デリア水車、バルブ水車など、多様な製品をラインナップしています。製品は、当社が保有する模型試験によって検証を行い、優れた効率、安定性を確保しています。
⾧年の実績により実証された、信頼性の高い水力発電所用入口弁を設計、製作。水力発電所用入口弁に最も一般的に使用されている複葉弁をはじめ、主として高落差用入口弁に使用され、損失の少ない球形弁など、発電所ごとの仕様に合わせた高品質な入口弁を供給しています。
プラントごとに異なる発電容量や回転速度に対応した水車発電機を設計し、世界各地に納入しています。揚水発電所で使用される発電電動機については、一定の回転速度で運転される定速機と、回転速度を変化させる可変速機を手掛けており、定速機から可変速機への更新にも対応しています。
可変速揚水発電システムの中核となる制御機能を担う可変速制御盤や、水車発電機の起動/停止を制御する自動制御盤のほか、一般水力発電所向けに、従来、分散配置であった発電機計器盤・発電機保護継電器盤・自動制御盤・補助盤・AVR(自動電圧調整器)盤・調速機制御盤を集約した一体型制御盤を開発するなど、お客様に最適な制御装置を提案します。
水力発電所に用いられる励磁変圧器、主回路用電気品、所内用受配電設備、サイリスタ始動装置といった付帯設備を取り扱っており、プラント全体のシステム設計によって、これらの付帯設備を最適なパッケージで提案します。
新設の水力発電所では、設置条件やお客様のご要望に合わせて、オーダーメイドで水車や発電機、制御装置などの主要設備を設計し、主回路から併設変電所までのプラントを構成する付帯設備を取りまとめて提供します。また、既設発電所の設備更新S&Bでは、既設設備の調査や部分流用可否の検討を行い、出力や効率の向上、運転範囲の拡大、保守性や環境性の改善など、発電所全体の価値を高める提案を行います。
分解点検(オーバーホール)のサービスの一環として、機器溶接部の非破壊検査、コイルの絶縁診断等を実施し、水車や発電機の劣化状況を調査。必要に応じて、最新技術を適用した効率の良い部品に交換することで、最大出力の増加や部分負荷効率の改善、部品交換による機器の延命化を実施します。
国内外の水力発電所の新設はもちろん、揚水発電所などの大型水力発電所の更新工事も行っています。豊富な経験に裏打ちされた技術で高い品質と安全を確保し、信頼性の高い発電所を実現します。