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Interviews

お客様と
想いをひとつに、
電力インフラを支える。

水力技術部 プラント技術一課
技師
Y.S
物質工学専攻 修了

CAREER

2020
日立製作所に新卒入社
(日立三菱水力にて就業開始)
20202023
水車部 研究開発グループ
[水車、ポンプ水車の性能開発・現地効率試験等]
2023現在
水力技術部 プラント技術一課
[受注前の見積取りまとめ・プロジェクト管理業務等]

入社の理由・経緯

もともとインフラの根幹となるエネルギー分野に興味があり、その流れで発電にも関心を持っていました。水力発電を志望したきっかけは、2018年の北海道胆振地方東部地震に伴う広域停電(ブラックアウト)です。当時、水力発電所のブラックスタート機能により、いち早く稼働し運転再開できたことで、他の発電方式の発電所へ起動用の電源を供給して早期復旧に貢献したことを知り、その力を実感しました。さらに理解を深めるうちに水力発電に携わりたい気持ちが確かなものになり、国内トップシェアを誇る日立三菱水力に入社を決めました。

現在の仕事内容

顧客の設計思想を読み解きながら、
プロジェクトを前に進める。

技術者として国内の水力発電所仕様を計画するほか、受注前の見積取りまとめと受注後のプロジェクト進行管理を担当しています。現在は、水力発電所のS&B(スクラップ アンド ビルド)工事のプロジェクトマネージャーとして、品質やコスト面、工程面でのリスクを先読みしながら、社内の各部門と連携して円滑な案件進行に取り組んでいます。水力発電プラントに関する設計思想はお客様ごとに異なり、水車や発電機の保護思想や機能設備も様々です。歴史のある水力発電と同様に、お客様が長年にわたり培ってきた考え方なので、社内の先人たちにも話を聞きながら、お客様に寄り添った提案ができるように努めています。これらの案件に加え、電力会社や大学との共同研究にも取り組んでおり、お客様の課題解決のための劣化予兆診断や水力発電の価値拡大に関する研究など、新しいことにも挑戦しています。

仕事の魅力・やりがい

得意なコミュニケーションが
仕事の成功につながる。

お客様との仕様の変更や金額の交渉、設計部門や工事部門との調整・折衝など、社内外を問わず様々な方とやりとりをするので、関係性の構築が大切です。自分の強みであるコミュニケーション能力を仕事に生かすことができ、それが案件の成功に直結することにやりがいを感じます。私が普段から心がけているのが、「巧い・迅速・的確」な業務遂行をすること。以前はあいまいな指示で設計者を混乱させてしまうこともありましたが、今はお客様からいただいた要求を整理した上で、設計者のモチベーションも意識しながら明確に伝えています。さらにメールだけで冷たい印象にならないように、直接話すことも大切にしています。お客様から、「あなたがそこまで言うなら、この変更内容で進められるように上司にかけ合ってみるよ」と言われたときは、良い関係性が築けていると感じ、嬉しかったです。

日立三菱水力で働く魅力

全社一丸となって
より良い水力発電システムを提供。

日立三菱水力は社会のインフラを支える水力発電メーカーでありながら、従業員数約650名のコンパクトな会社です。複数の事業を展開する大規模な会社と異なり、会社全体が「水力発電システムの提供」にベクトルを合わせて事業を推進していると実感できるのは、当社で働く魅力の一つです。また、「若手のうちからプロジェクトをまとめる立場として、主体的に働きたい」という私の希望もこの規模感だから叶えられていると思います。当社は、日立製作所、三菱電機、三菱重工業の3社の異なる企業文化や様々なバックグラウンドを持つ人たちが共に働く稀有な環境です。価値観が凝り固まっていない分、中途入社の方も働きやすい職場だと感じます。

今後の目標・挑戦したいこと

発電システムの理解を深め、
顧客・社会への貢献を目指す。

少し先の目標ではありますが、「あなたが上でまとめてくれるなら大丈夫」とお客様に安心して委ねていただけるようなスペシャリストを目指しています。現在、個人的に取り組んでいるのが、水力発電はもちろん、電力事業や発電システムそのものへの理解を深めることです。当社が納入する設備をお客様がどう運用したいかを把握し、系統や発電システム全体を理解した技術提案ができるようになることが目下の目標です。お客様により満足していただく製品を提供すると同時に、インフラを支える一人として、社会に大きく貢献したいと思っています。社内には水力発電の歴史を切り拓いてきた先輩方がたくさんいるので、わからないことなどを直接相談できるのは心強いです。

OFFの過ごし方

「日立三菱水力のS」から
“U-YA”に

大学生の頃から「POP」というジャンルのストリートダンスを続けていて、休日は“U-YA”というダンサーネームで練習会やダンスバトルに参加しながらスキルを磨いています。昨年はケガをしてダンスができない時期もありましたが、その期間を活用してDJに初挑戦。ダンス経験のおかげで曲の構成やつなぎ方はすぐに理解でき、ダンスイベントや飲食店でDJをするなどして披露しています。