- HOME
- インタビュー詳細

水力発電所の
建設工事を、
計画から完了まで
コントロールする
司令塔。
専任技師
CAREER
新卒入社
[受注前の工事見積作成・受注後の工事計画策定等]
入社の理由・経緯
学生時代に流体力学を専攻していた私は、流体力学を活かせるプラントエンジニアリングの世界があることを知って興味を抱きました。それがきっかけで2003年に三菱電機エンジニアリングに入社し、三菱電機へ兼務出向という形で水力発電所工事の計画・管理に携わってきました。日立三菱水力発足後も、国内水力発電所における新設・更新工事の提案から工事計画、管理等に一貫して携わり続けています。
現在の仕事内容
水力発電所工事の提案・見積から、
工事管理までを手がける。
水力発電所の工事における受注前の提案・見積から、受注後の工事計画立案・案件管理をトータルで担っています。まずは工程を組むために、山間部の発電所という特殊な立地条件に対応する設備の搬入ルートや、各作業に必要な日数・人員などに加え、工事に必要な仮設ハウス等も含め検討し、工程と見積をお客様に提案します。そのためには、お客様のご要望を汲み取る姿勢のほか、実際の工事業務を依頼する協力会社との連携が不可欠です。受注後は施工管理を行うグループに引き継ぎつつ、安全対策の計画検討や工事の進捗管理などが私の役割です。特に今は4年がかりの大規模改修プロジェクトを担当しており、お客様を含む関係各所と分科会を組んで最適な計画を練っているところです。作業員の休日をきちんと確保しながら、最短かつ安全な工事計画を導き出すために尽力しています。
仕事の魅力・やりがい
一貫体制にやりがいを感じながら、
さまざまな人と信頼を築く。
この仕事のやりがいは、提案から工事完了まで、一貫してプロジェクトに関われる点です。水力発電所の更新工事では、現場ごとに異なる自然環境やお客様の求める条件に合わせて工事を設計していく奥深さを感じます。また、機会は限られますが、新設工事に携われる場合には、何もなかった場所に一つの水力発電所が形を成していく過程を目の当たりにできて、感じられる達成感もまた特別です。仕事においては、「人とのつながりが8割」と先輩から教わった通り、全国の電力会社や各拠点の技術者、協力会社との信頼関係を築くことを何よりも大切にしてきました。その関係性が、より良い提案や安全な工事の実現につながっていると実感しています。
日立三菱水力で働く魅力
3社の強みを融合した、
技術者にとって理想的な環境。
日立三菱水力は、日立製作所・三菱電機・三菱重工業のノウハウを結集した合弁会社であり、各社の技術に触れられることが働く上での大きな魅力です。例えば三菱電機時代にはなかった、一つの発電機に水車が2つある日立製の発電設備や、ドライアイスを使った洗浄技術などに接したことで、技術者としての視野が大きく広がりました。また、社内には水力発電分野で大きな功績を残した技術者が何人もいます。さらに、全国の多様な案件に関われるため、技術力だけでなく柔軟な対応力も養われます。会社規模としても従業員数650名程と大きすぎないので、一人ひとりの裁量が大きく風通しの良い職場環境です。再生可能エネルギーへの社会的ニーズが高まるなか、水力というクリーンで安定した電源に携わる意義を日々実感しています。
今後の目標・挑戦したいこと
水力の可能性を広げ、
未来のエネルギーを支える存在に。
水力発電に携わる仕事は、人々のライフラインを支える重要な役割を担っています。実際にそのことを実感した経験もあります。ある冬の日に発電所で作業を行っていたところ、作業箇所以外の発電機が一斉に起動したことがありました。お客様に理由を尋ねると、寒さによって電力需要が一気に高まったので、素早く起動できる水力発電によって、その需要に応えたのだと話してくれました。この時、水力発電の特長である即応性と調整力を肌で感じ、自分の仕事が電力の安定供給に直結していることを実感しました。現在、国内における水力電力の割合は約8%ですが、将来的には火力を凌ぐほどに引き上げることが私の夢です。クリーンエネルギーのなかでも太陽光や風力と異なり、いつでも安定して稼働できる水力の価値は今後ますます高まるでしょう。そのなかで私自身もさらに価値を発揮できたらと思います。
OFFの過ごし方
マラソンと釣りで
心身ともにリフレッシュ。
休日は、マラソンで体を動かしたり、釣りに出かけるなどしてリフレッシュしています。マラソンは2011年から始めてフルマラソンを20回ほど完走。走り切ったときの達成感は格別です。社内のランニング好きなメンバーと一緒に大会に出場した経験もあります。また、釣りは小学生の頃からの趣味で、東京湾や外房で旬の魚を追っています。釣った魚を自分でさばいて味わうのが最高の時間です。こちらも社内の釣り好き仲間と一緒に楽しむこともありますね。
Interviews社員インタビュー
一覧を見る
お客様と想いをひとつに、
電力インフラを支える。
Y.S
水力技術部 プラント技術一課
2020年入社
さまざまな人や機器をつなぎ、
ひとつのプラントを設計する。
M.N
水力技術部 プラント技術三課
2020年入社
羽根車の脇を固める部品づくり。
その設計思想を未来へ。
N.Y
水車部 水車第一設計グループ
2023年入社
ものづくりの最前線をサポートし、
現場をまとめる“調整力”の要。
A.S
水車部 プロジェクト遂行グループ
2005年入社
水力発電の動力源となる、
「補機設計」の面白さ。
Y.T
水車部 調速機設計グループ
2018年入社
一品一様の発電機づくりを通して、
技術者としての成長を実感する日々。
M.N
発電機部 発電機第一設計グループ
2019年入社
水力発電所の建設工事を、計画から
完了までコントロールする司令塔。
H.F
プラント建設部 プラント計画グループ
2011年入社

