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Interviews

水力発電の
動力源となる、
「補機設計」の
面白さ。

水車部 調速機設計グループ
専任技師
Y.T
情報理工学研究科 修了

CAREER

2006
日立製作所に新卒入社
20062013
デジタルコンシューマ事業グループ
[家庭用ビデオカメラの設計開発・携帯電話/スマートフォンの設計開発]
20132014
電力システム事業グループ
[火力発電所 ガスタービン系統基本計画]
20142018
三菱日立パワーシステムズ株式会社
[ガスタービン補機見積・手配]
2018
日立製作所に再入社
(日立三菱水力株式会社にて就業開始)
2018現在
水車部 調速機設計グループ
[水力発電所 圧油装置の設計手配/見積/提案等]

入社の理由・経緯

「たくさんの人を喜ばせたい」という想いから2006年に日立製作所に入社し、ビデオカメラや携帯電話のカメラの開発に携わりました。その後、日立グループ内の事業整理のなかで、東日本大震災で社会インフラの重要さを痛感した経験から電力事業を支えたいと考えて火力発電設備の補機設計に携わるように。さらにその後、再生可能エネルギーの重要性が増すなか、日立製作所で水力発電分野の求人を見つけ、これまでの経験を活かせることと環境にやさしい発電を支えられることに惹かれて、2018年に日立三菱水力での勤務を前提に日立製作所へ転職しました。

現在の仕事内容

水車や発電機を動かすための
「補機」を設計。

私が所属する調速機設計グループでは、水力発電設備における補機の設計・手配・見積・提案を手掛けています。補機とは、水車や発電機などの主機を動かすための機器のことで、圧油装置などの周辺機器を指します。発電設備を動かす動力源である圧油をつくって保持するためのタンクやポンプ、モーターなどを設計し、協力会社を通じて手配することが私の役割です。まずはお客様の要求を記載した購入仕様書を営業経由で受け取り、それを実現するための費用の見積を行います。主機側との連携も重要で、お互い協力しながら最適な構成を組み立てます。
もちろん、こちらから新たな提案を行うこともあります。例えば50年前に作られた設備を更新する際には、最新の技術で効率向上や小型化を図る提案を行います。コストや納期の制約もあるなかで、製作部門やメーカーと調整しながらベストな仕様を導き出していきます。

仕事の魅力・やりがい

“喜ばれる設計”がモチベーション。

私の原動力は「お客様に喜んでもらいたい」という気持ちです。前職でデジタル家電の設計を行っていた頃から、人の役に立つものづくりに喜びを感じてきました。現在の業務では設計した補機が実際に発電所に据え付けられ、稼働することで社会インフラを支えているという実感があります。自分が携わった発電所が新聞やニュースで話題になると、「自分の仕事が社会に貢献している」と感じられ、とても誇らしい気持ちになります。今後も顧客ニーズと丁寧に向き合い、予算や納期といった制約の中でも最大限の価値を提供できるよう社内外と密に連携し、顧客満足につなげていきたいです。

日立三菱水力で働く魅力

安定的なクリーンエネルギーである水力発電を、
技術で支える。

日立三菱水力で働く魅力は、「社会に必要とされていること」を日々の仕事を通じて実感できる点にあります。水力発電は再生可能エネルギーのなかでも安定供給が可能な電源です。太陽光や風力と異なり、天候に左右されない強みがあり、社会インフラの根幹を支える重要な役割を担っています。
また、国内だけでなく海外の水力発電所に携わる案件もあるので、グローバルに活躍できる点も当社で働く醍醐味の1つです。海外のお客様や海外メーカーとコミュケーションを取る機会もあり、海外出張をすることもあります。世界的にニーズのある分野で自分たちの力を発揮できる面白さがあります。

今後の目標・挑戦したいこと

風通しの良い組織で、
グローバルに挑戦したい。

従業員数650名ほどのコンパクトな組織であることが、日立三菱水力の大きな魅力です。組織の風通しが良く、若手の声や提案も反映されやすい環境が整っています。実際に私もオフィス設備の導入を要望した際にスピーディーに対応してもらえたことがあり、柔軟さを実感しました。
また、社内外の研修制度が非常に充実しており、異業種からの転職でも安心して学び直せる環境があるのも心強いです。私自身は火力発電から水力発電へと転向しましたが、若手からベテランの方々の手厚いサポートに助けられました。
これからも、海外案件や新しいシステム提案にも積極的に関わりながら、地元・日立からグローバルに社会インフラを支える技術者を目指したいです。

OFFの過ごし方

子どもとの時間に癒されます。

休日は子どもとバドミントンをしたり、自転車で家の近くを散策したりしています。“桃鉄”が好きで子どもも一緒にやるようになりました。最近になって、ゲームセンターに桃鉄のメダルゲームがあることを知り、子どもに行こうと誘われて、定期的に通って一緒に楽しんでいます。